とちぎRuby会議08で登壇しました
Tochigi RubyKaigi 08に呼んでいただいたので、zanzouというgemを作った話をしてきました。あと餃子を食べたりボルダリングに行ったりしました。楽しかったです。
zanzouはimmer.jsをRubyに移植できないかというチャレンジなのですが、ES6 Proxyがすごくて、JS以外で同じことをするのは結構大変そうだということが分かりました。ES6 ProxyはArray.sortの内部までトレースできたりするんですが、RubyのsortはCで実装されていて、その中のrb_ary_pushとかまではフックできないんですよねえ。
会場は駅から少し離れた場所でしたが、一つの部屋で昼食から夕食まで過ごすスタイルで楽ちんでした。懇親会は自由参加のLTがあったのですが、参加枠が全員分用意されてて、最終的に40人以上が発表者になっててすごかったです。
これ最終的に40以上まで埋まっててすごかった #toruby https://t.co/CIdUMor7lg
— yhara (Yutaka HARA) (@yhara) June 29, 2019
2分という時間設定が絶妙で、これが初LTという方も何人かいたり、資料なしで喋る人もいました。なんていうか、「自分も何かしたい」と思わせる場は多くても、実際に参加させてしまう場は貴重だと思います。
自分のスライドはこれでした。
Rust + LLVM (inkwell)でHello World
自作言語の処理系をRustで書いてLLVM IR生成をやろうとしているのですが、とりあえずHello Worldができたのでコードを載せておきます。
準備編は以下です。
Cargo.tomlに以下を追加
[dependencies]
2019年5月 (とちぎRuby会議の準備等)
RubyKaigi 2019 福岡に参加した
2018年4月 (RubyKaigi2019福岡)
近況です。
RubyKaigi
4月はRubyKaigiでOvtoの話をしました。無事終わって良かったです。
https://rubykaigi.org/2019/presentations/yhara.html#apr19
スライドは https://route477.net/files/yhara_ovto_1.0.0_ja.pdf にあります。動画もそのうち上がると思います。
本:『宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃』
IUT理論は、複数の数学の舞台を考えることによって、それまでの数学にはなかった、つまりそれまでの数学の常識を超えた、新しい柔軟性を実現しようとしていたのです。
『宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃』を読みました。
本書は、望月新一教授が2012年に発表した「宇宙際タイヒミュラー理論(IUT理論)」を、一般向けに解説した書籍です。IUT理論といえば、ABC予想を解決したという主張で大きく話題になったものの、7年経った現在も成否について決着がついていないほど難解な代物で、この本を読んだだけで全貌が理解できるわけではもちろんないのですが、「どういうことをやろうとしているのか」について雰囲気やさわりだけでも理解したつもりになれる、楽しい本でした。著者の加藤文元先生は、本書で語られるようにIUT理論の構想時から望月教授と親交があり、理論を理解している数少ない数学者の一人で、そのような人に易しく解説してもらえるというのはとても贅沢な体験だと感じます。
数学というものは論理の塊なので、ある論文は正しいか正しくないかのどちらかに直ちに決まるような気がしていたのですが、IUT理論に関する議論が未だに続いているように、その中間が存在するというのはなんだか不思議な感じがします。IUT理論は「足し算と掛け算の関係を解きほぐす」という、数学の基礎に挑戦するスケールの大きな理論で、かつ独自性が高いため数学者に対しても「学習コスト」が高く、地道に理解者・協力者を増やしていく必要があるようです。このような一般書を出すというのもその作戦の一環となるのかもしれませんね。
"LEVEL IS BABA"を試したら大変なことになった人へ
『Baba Is You』の終盤ステージで面白半分に「LEVEL IS BABA」を試したら、"大変なこと"になってしまった人向けの記事です。
何が困るのか
この記事を読んでいるということは、まだ当該ステージをクリアしていないのに、そのステージに入る方法がなくなった、そうですよね?
大丈夫、ステージを再度プレイする方法はあります。
2019年3月 (Ovtoスライド)
近況です。
Ovto
RubyKaigi2019での登壇のため、スライドを作っています。
Ovtoとはみなさんにとって何なのか、React・Vue・Angularとの違いは…みたいなことをうんうん考えていたのですが、その方向の話はやめることにしました。VueもAngularも使ったことないし、無理にそういう話を入れても薄い内容になるだけでしょう。
代わりにOvtoの「背景」「設計」「実装」という3点で行こうと思います(いま決めた)。よろしくお願いします。
2019年2月 (Ovtoとチートシート)
近況です。
Ovto
公式サイトで発表がありましたが、RubyKaigi2019福岡で登壇します。Ovtoの話をします。
Ovtoは私が作っている、RubyでSPAを作るためのフレームワークです。詳細については以下の記事をどうぞ。