Minecraftを20秒でクリアする
マイクラの話の続き。
前回は2時間半かけて全てのAdvancementをコンプする話だったが、その逆で、「何でもあり」のルールであればMinecraftは何秒でクリアできるのだろうか？TASあり、バグ利用あり、達成率不問…つまりスタッフロールが出ればなんでもいい。
というわけでまずこれを見てほしい。
何が起きたかわからないと思うが、エンディングが出ましたね？
解説
ありがたいことにこれを詳しく説明した動画がある。
(意外なことに)基本的な流れは通常のエンドラRTAに近くて、エンダーパールを集めてネザーに行き、ブレイズロッドでエンダーアイを作り、それを使ってエンドに行きスタッフロールを出す、となる。大きく違うのはバグによるアイテム複製が許されていることだ。PC版Minecraftはマルチプレイに対応する都合上、1人でプレイしていても「(ローカルの)サーバ」と「クライアント」が協調して動作している。このためアイテムをチェストに仕舞った瞬間にソフトをクラッシュさせると、手元とチェストの両方にアイテムが残った状態にできる(らしい)。これにより、エンダーパールなどの貴重なアイテムも1個手にいれれば倍々で増やせるというわけ。
もう一つの秘密はスクリプトによるシード値の徹底的な厳選で、「開始地点が荒廃したポータルと森の洋館の間で」「前者のチェストに黒曜石・火打ち石・シルクタッチ付き金の斧が入っており」「後者がTNT部屋と溶岩部屋で」「そこからネザーに行くとブレイズスポナーが目の前にある」みたいな異常な好条件が揃ったときには、全シード値の約1割を探索していたとのこと。
最後にキーとなるのはTASならではの攻略法で、エンドに入ってからエンドラがスポーンするまでの一瞬の間にエンドクリスタルを設置すると
- エンドラがいないのでエンドポータルもまだない
- エンドクリスタルの設置により、開いた状態のエンドポータルが出現
- エンドラがスポーンしようとするが、「開いたエンドポータルがある」ことによりスポーンが阻止される
- あとはエンダーパールで移動し、ポータルに入ればスタッフロール
ということになるようだ。
これ以外にも「ベッドの爆発でエンダーパールを加速させる」みたいな面白テクがいろいろ紹介されているので、ぜひ解説動画の方を見てもらいたい。
ちなみに
Java版に限らなければ、「エンドポータルをブロックとして取得できる」(!?)という環境がかつて存在しており、3秒という記録が存在するらしい。
