ALETH42を組み立てた
ALETH42を組み立てた。キー数が少ないのでキーマップ調整に手間取ったけど、まあまあいい感じになってきた。今は自宅で仕事するときに使っている。
Keyboard: ALETH42
— yhara (Yutaka HARA) (@yhara) April 18, 2021
Switch: Kailh speed silver (+ rose pink)
Keycap: MDA Pineapple#KEEB_PD #KEEB_PD_R40 pic.twitter.com/Hm31kyejT6
↑はじめての#KEEB_PD。
発端
もともとは分割キーボードにしか興味がなかったのだが、nillpoさんのKUMOキーボード(この3枚目)を見てrow-staggeredな一体型のよさに目覚めてしまったのだ。とはいえKUMOはもう手に入らないので諦めていたところ、タイミングよくALETH42が登場して、作ってみることにした。
ALETH42はPlanckのケースが流用できるのが特徴だが、僕は持っていないのでキャンディケースを購入した。
組み立て
キャンディケース用のビルドガイドはないので、ニュータイプPlanckケース用のビルドガイドを読む。
スペーサーを付ける。キャンディケースの場合は黒いネジを使う。今回はチルト用足パーツを付けることにした。黒ネジ大・中・小のうち、小4本と中2本を使用した。
スペーサーのはんだ付けは今回は省略。
ALETH42は左上と右上をロータリーエンコーダにすることができる。せっかくなので左上に付けてみた。以下で手に入る。
- ロータリーエンコーダ(ノブ付き) – 遊舎工房
- ノブを付けるのに1.5mmアーレンキーが必要
- ロータリーエンコーダ EC11互換(ローレット/ツマミ付/1個)V2 | TALPKEYBOARD
あとはスタビを付けて、スイッチをはんだ付けして、キーキャップつけて、ケースに入れて完了。あ、右下と左下は「1u 1.25u」の順にするか、「1.25u 1u」にするかという選択肢があるので注意。
キーマップ
さて問題はキーマップである。40%自体はレツプリで慣れているが、ALETH42は
- Lの右が1キーしかない(レツプリは2キー)
.
の右が1キーしかない(レツプリは2キー)
という制約がある。いろいろ試行錯誤したが、とりあえず現状は以下。まあまあ使いやすくなったかな。
BackspaceとTabについてはちょうどいい置き場所がなかったので、Combo Key機能でなんとかしている。Alphaでの経験がとても役に立った。
ロータリーエンコーダ
ロータリーエンコーダの用途については自キScrapboxに書いたのだけど、いまのところ、Tabキーを潰してまで設置するものではないかなぁという感想。ただ、あると楽しいのは確か。むやみにぐりぐりしてしまう魅力がある。
今つけているのはクリック感のあるタイプだけど、クリック感のないタイプも存在するらしいので、そっちもいずれ試してみたい。指一本で回せるならだいぶ感覚が違うはず。
以下のように、ウィンドウ切り替えに使うこともできる。ただし、Macのウィンドウ切り替えUIは「Cmdを押している間だけ候補が表示される」ので、単純にCmd-Tab, Shift-Cmd-Tabを割り当てただけだと候補が一瞬しか見えず実用に耐えない。これを解決する方法がここに載ってて、回転開始時にCmd押下を送信し、一定時間操作がなかったらCmdを取り消すというコードでうまくいった。
キースイッチ
そうだ、スイッチのこと書くの忘れてた。Alphaで初めてリニアを試してみて、これはこれで悪くないなと思ったので、今回はKailh Speed Silverをメインにしてみた。
会社のメインはKailh Speed Copper(タクタイル)なのだけど、Silverとどっちがいいかと言われると迷うところだなあ。とにかく浅くて軽いスイッチがいいんだけど、あんまり選択肢がないんだよね。
RAISE/LOWERの部分は同じKailh SpeedシリーズのRose Pinkにしてみた。普通のクリッキーは
- 押す:カチッと鳴る
- 離す:(音無し)
という動作なのだけど、Rose Pinkは離したときも音がするので、例えば長押しすると「カッ…チッ」という感じの音になる。modifierを離したときに音が鳴るのはわりとしっくりくる。