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Opalはどうやってmethod_missingを実装しているのか

2016-12-17
Tech

本記事はOpal Advent Calendar 2016の17日目の記事です。

OpalはRubyからJavaScriptへのコンパイラです。今回はRubyの黒魔術の一つであるmethod_missingの実装について見ていきます。

method_missingとは

Module#method_missingは、あるオブジェクトに対して定義されていないメソッドを呼び出したときに走るフックを定義する機能です。

class A
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OpalはどうやってRubyコードをパースするか

2016-12-13
Tech

本記事はOpal Advent Calendar 2016の13日目の記事です。

11日目のエントリではOpalのString以外クラスを読むと書いたのですが、実際読んでみるとあんまり解説することがない(Stringの回と似たような内容になってしまう)ことに気づいたので、今回はパーサを読むことにしました。

パーサはどこにある?

OpalはRubyからJavaScriptへのコンパイラです。コンパイラなのでパーサはホスト側言語(=Ruby)にあれば良い…と思いきや、Opalにはevalがあります。Kernel#evalが呼ばれた場合、Opalプログラムのパースを「実行時に」行う必要があります。このためパーサはJavaScriptかOpal自身で実装されていると予想できます。

ということを念頭に置きつつ、githubでparserで検索してみます。どうもlib/opal/parser.rbがそれのようです。あれ、lib以下ということはRuby用なのか?と一瞬思いましたが、if RUBY_ENGINE == 'opal'という行があるので、RubyでもOpalでも動かせるようにしてあるようです。

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OpalのStringクラスはどのような実装になっているのか

2016-12-11
Tech

これはOpal Advent Calendar 2016の11日目の記事です。

OpalのAdvent Calendarは今年が初めてということで、Opalのソースを少し読んでみたいと思います。今回はStringクラスです。

string.rb

Opalの組み込みクラスのソースはopal/corelib以下にあります。

https://github.com/opal/opal/blob/7310b27a1c6bec135610e5df5f20753eb349965e/opal/corelib/string.rb

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Opalはいかにしてrubyspecをいい感じにアレしているのか

2016-12-07
Tech

OpalはJavaScriptで書かれたRuby処理系です。OpalではArray#findといった組み込みライブラリもJavaScriptで再実装しているので、テストが膨大な数になりそうですが、そのあたりはどうしているのでしょうか。

ruby/spec

Rubyにはruby/specというテストスイートがあります。これは、CRubyやJRubyなど複数の処理系間で挙動を揃えるために作られたものです。READMEにあるようにもとはRubySpecという名前でしたが、現在はThe Ruby Spec Suiteというのが正式名称になっています(が、カジュアルには今でもrubyspecといえばこのruby/specを指すことが多いようです)。

Opalはこのrubyspecをテストとして使うことで、テストを0から書く手間を省きつつ、他の処理系との互換性を担保しています。

Opalとrubyspec

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なるべく移行コストが少ないErgoDoxのキー配置

2016-12-06
Tech

このエントリはErgoDox Advent Calendar 2016の6日目のエントリです。

今年の5月に仕事用キーボードとしてErgoDox EZ (組み立て済みErgoDox) を購入し、半年が経ちました。ErgoDoxのメリットの一つとしてキーマップのカスタマイズ性の高さがありますが、一方で「Pキーの右にたった一列しか場所がない」という特殊な形状のため、キー配置をどうカスタマイズしても慣れるまでに多少の練習が必要になるという問題もあります。

本稿ではなるべく練習が要らないキー配置について考えます。

ポイント

キーボード上にはたくさんのキーが存在しますが、それぞれの使用頻度には大きな隔たりがあります。「%」や「&」など使用頻度の少ないキーは、多少変なところに配置してもそれほどストレスにはなりませんが、EnterやBackSpaceなどの基本的なキーを変わったところに置くと慣れるまで大変です。

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OpalでThree.jsを使う

2016-12-06
Tech

この記事はOpal Advent Calendar 2016Three.js Advent Calendar 2016の6日目の記事です。両方のアドベントカレンダーが空いていたので、こう、くっつけたらどうなるかなっていう…。安易な発想ですいません。

Opalとは

OpalはJavaScriptで書かれたRuby処理系です。ブラウザ上でRubyのコードを動かすことができます。

とりあえず検索してみる

opalとthree.jsで検索してみるとthree.rbというリポジトリが引っかかりました。1年ほど更新がないですが、とりあえず先人はいるみたいです。

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日本における技術系アドベントカレンダーの歴史

2016-12-01
Tech

12月です。今年もアドベントカレンダーの季節がやってきました。

Web上におけるアドベントカレンダーというのは12/1から12/25までの間、一つのテーマで毎日ブログなどに記事を投稿するイベントで、日本においてはPerlコミュニティから始まったような記憶があったのですが、はっきりとは覚えていなかったのでこの機会に確認してみました。

2008年

2008年12月、日本のPerl界隈でアドベントカレンダーが開催されます。以下の記事によると海外のPerlコミュニティでは2000年から同様のイベントが行われており、それを日本に輸入するという形だったようです。この年は特殊ルールとして、原稿を書いた人が翌日の担当を指名するというバトン式で行われています。

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LLVM + Boehm GC

2016-11-23
Tech

Though LLVM itself does not have a GC algorithm, it is not so difficult to use existing GC library, especially conservatice GCs like Boehm GC.

  1. Link Boehm GC
  2. Call GC_malloc instead of malloc

Prerequisites

  • LLVM (eg. brew install llvm)
  • Boehm GC (eg. brew install boehmgc)
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boehm gcを触ってみた

2016-11-22
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ということでいろいろ考えたのだけど、とりあえずboehm gcをちょっと触ってみることにした。

Boehm GC

Macだとbrew install boehmgcで入る。

とりあえず最小のサンプル。GC_MALLOCというのがBoehm GC版のmallocで、メモリ確保にはこれを使うことになる。GCを開始するというAPIを呼んでいないけど、GC_MALLOC時に適宜呼ばれるようだ。

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ブログタイトルについて

2016-11-17
Tech

今さらだけど「近&況」というタイトルについて。わりあい適当に付けた。今夏にブログを作り始めたときに仮のものとしてh1タグに「近況」と書いていて、公開後もしばらくそのままになってたのだけど、このブログは英語記事もいっしょくたに書くので、タイトルだけ日本語だと英語圏の人から見て変な感じになる可能性がある。ということで近と況の間に記号を入れることでこう、ロゴタイプっぽくならないかなと思ったのだった。&自体は最&高から拝借した。久しぶりにPON PON PONのPV見たけど1億再生超えててやばい。


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