Rubyで呼ばれたメソッドを列挙するやつ作った
この記事を読んで、TracePointで同じことができないかと考えた。TracePointはRuby 2.0からある機能で、Rubyのメソッド呼び出しなどのイベントをフックできる。(昔のset_trace_funcに相当する)
とりあえず動いたのでgithubに置いた。
こういう適当なa.rbがあるとする。
この記事を読んで、TracePointで同じことができないかと考えた。TracePointはRuby 2.0からある機能で、Rubyのメソッド呼び出しなどのイベントをフックできる。(昔のset_trace_funcに相当する)
とりあえず動いたのでgithubに置いた。
こういう適当なa.rbがあるとする。
こんばんわ。今日はWebAssemblyにチャレンジしたいと思います。wasm用のプログラムを書いて、それをブラウザで動かすところまでやります。
まずはWebAssemblyで書かれたプログラムが必要です。拡張子は.wasmです。あいにくこれはバイナリファイルなので手書きするのは難しいです。一般的にはお好みの言語で書いたプログラムをLLVM経由で.wasmに変換するのだと思いますが、今回はWebAssemblyそのものの例としたいので、wasmのテキスト表現を使います。
以下の内容をsquare.watというファイルに保存します。.watというのはwasmのテキスト表現のための拡張子です。ツールによっては.wastという形式を受け付けるものがありますが、これは.watの非公式な上位互換拡張だそうです。
;; square(i32 i) -> i32
記事にカテゴリを付けられるようにした。前からやりたかったものの一つである。ソースはこのへんだけど、ファイル構成の見直しも同時にやったのでこれだけ見てもよく分からないな。
同カテゴリの記事を探しやすくするというのが第一の目的だけど、もう一つの変更点として、日記(カテゴリDiary)を省いたAtomフィードを追加で提供するようにした。これを期にもうちょっと雑多な内容も書くようになるかもしれない。ならないかもしれないけど。
/_config
を新設してそこでやるようにした。Twitterに書いたけど、disabled="disabled"
を付けることで削除ボタンの誤操作を回避している。コスパがよい(実装コストが低くて効果が大きい)ので好きなハック。LLVMを使った自作言語に例外を入れることを考えてた。結論からいうとCrystalのソースを真似するのでよさそう。
_Unwind_RaiseException
__cxa_throw
→ libunwind → _Unwind_RaiseException
_Unwind_RaiseException
等の仕様はここ。http://itanium-cxx-abi.github.io/cxx-abi/abi-eh.html
「Itanium C++ ABI」という名前ではあるけれど、Level I, II, IIIのうちのLevel I部分(_Unwind_RaiseException
等)はC++に限らない言語独立なAPIになっている。__cxa_throw
はLevel IIで、C++用のもの(であるけれど、場合によってはこれが使えることもあるかも)。
先月のエントリでEsquisというプログラミング言語を作っていると書いたが、あれからいろいろ機能を足して、レイトレーシングのプログラムが動くようになった。
https://github.com/yhara/esquis/releases/tag/v0.0.1
このブログはSinatraで作っていて、テストはRack::Testで書いてたのだけど、思い立ってCapybaraで書き直した。
というのはある種のバグがRack::Testだと漏れちゃうんですよね。例えばフォームをsubmitしたときにビューのtypoで正しいリクエストが飛ばない、みたいなやつ。Rack::TestだとこういうPOSTリクエストに対しこういう挙動をする、は書けるんだけど、ボタンを押したときにどういうPOSTが飛ぶか、はCapybaraでないと書けない。
もっと規模が大きければRack::Testでコントローラのテストを書いて、Capybaraでintegraiton testを書いて…みたいな構成もあり得るけど、このブログの場合は規模が小さいのでCapybaraによるE2Eテストだけあれば良いかなと思う。
以下、Rack::Testから移行するに当たって「これどうするんだろ?」ってなったことをメモしておく。
これをRubyに移植した。aobenchが自作言語のターゲットとしてまだちょっと大きいなと思ってより小さいサンプルを探していたのだけど、最後のステップまで移植したら結局aobenchとあんまり変わらないようなものになった。ただaobenchのコードはちゃんと理解していなかったので、少し理解が深まった気がして面白かった。あと画像が出るプログラムはやっぱり楽しい。
ソースはgistに上げた。ray5.rbまであり、それぞれ以下のようになっている。
上に貼ったのはray5.rbの出力結果だ。よく見ると元記事と微妙に球の位置が違うことが分かるが、オリジナルは時間tを受け取ってアニメーションするようになっていて、tの値が違うのが原因と思われる(最初、アルゴリズム部分に間違いがあるのかと思って焦った)。
昨年から、Esquisという言語を作っている。Rubyっぽい文法の静的型付け言語になる予定で、実行はLLVM IRを経由して行う。
ということで、(クラスベースの)オブジェクト指向言語をLLVM IRで表現する方法について考えていたので、分かったことをまとめておく。既存の実装としては主にCrystalの生成するLLVM IRを参考にした。
LLVMにはstruct型というものがあり、オブジェクトはこれで表現することができる。問題はどのようなstruct型を定義するかだ。
最初に考えたのは、EsObjという型を作って、すべてのオブジェクトを表現するという方法だ。
去年の夏頃から、BiwaSchemeにsyntax-rulesを入れようと思ってぼちぼち調べてたんだけど、どうもこれは本腰入れて調べないと進捗しないなということで、年末からいろいろ文献を読むなどしていた。
その成果がこちら。
orrというマクロを素朴に展開すると、マクロ内で使っているtという変数名が呼び出し側で定義しているtと衝突してしまう。これを自動でt.0とt.1にリネームしている、という図。
ソースコードはブランチにpushしてある。まだhygenic macroに対応したエクスパンダが本体とは独立に存在するという状態で、最終的にはこれで本体のエクスパンダ(Biwascheme.Interpreter.expand)を置き換えるということになる。