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日本における技術系アドベントカレンダーの歴史

2016-12-01
Tech

12月です。今年もアドベントカレンダーの季節がやってきました。

Web上におけるアドベントカレンダーというのは12/1から12/25までの間、一つのテーマで毎日ブログなどに記事を投稿するイベントで、日本においてはPerlコミュニティから始まったような記憶があったのですが、はっきりとは覚えていなかったのでこの機会に確認してみました。

2008年

2008年12月、日本のPerl界隈でアドベントカレンダーが開催されます。以下の記事によると海外のPerlコミュニティでは2000年から同様のイベントが行われており、それを日本に輸入するという形だったようです。この年は特殊ルールとして、原稿を書いた人が翌日の担当を指名するというバトン式で行われています。

http://web.archive.org/web/20081223001927/http://d.hatena.ne.jp/tokuhirom/20081216/1229387324

特筆したいのは以下の記述で、気合を入れて大作記事を書く必要はないという気軽さが、アドベントカレンダーが広まった理由の一つだったのではないかなと思います。

5分でさくっとかけるような tips でいいのです。そういう tips の方が意外と有用だったりもします。やってみると、自分では Perl のことに詳しいつもりでも、知らないことが多かったりするものです。

2009年

前年の成功を受けて複数トラックでの開催となっています。またこの年はPerlに対抗してRuby版も開催されています。

されています、というか僕が立てていますね…(自分でも忘れていてびっくりしてしまいました)。 ちょっと検索した限りではこれら以外の日本のアドベントカレンダーは見つけられなかったのですが、もし存在していたらtwitter等で教えてもらえると嬉しいです。

(12/1追記:12月後半からEmacs版が行われていたという情報をいただきました。ありがとうございます。)

2010年

この年はまとめ記事があり、さまざまなプログラミング言語のカレンダーが存在したことが分かります。

2011年

この年には既にかなりの量があることが分かります。

2012年

2012はQiitaとAdventarというアドベントカレンダー界の2大サービスがカレンダーのホスティングを開始した年で、これ以降、ネット上のアドベントカレンダーというもの自体の認知度が向上していきます。

この年は個人的にまとめを作ったのですが、この時期はまだATND, Partake, Connpassなどのイベント系サイトを会場とするケースもままあることが分かります。近年はQiita, Adventarの知名度向上に伴い、そちらが使われるケースが増えているのではないかと思います。

2013年以降

Qiita・Adventarともに毎年カレンダー数は増え続けています。Qiitaの方は特に企業単位のカレンダー数が伸びているなという印象があります。

Adventarは技術系に限らないとは言いつつ、IT系の人がカレンダーを立てているケースが例年多いのかなというイメージでしたが、以下などを見ていると他分野へ広がりそうな兆しも少し感じます。アドベントカレンダーは文章で知見を伝達できる任意の分野に適したイベントだと思うので、さまざまな分野・コミュニティへと広がっていくと個人的には嬉しいです。

まとめ